代表挨拶
2014.12.03
創業者であり、父である十文字健助の後を継いで、平成14年より経営の任に就かせて頂いております。
主だった産業も無い岩手県北において、縁があって父が始めたこの若鶏肉生産ですが、非常に有り難い産業だと思っております。
鶏は少ない飼料で大きく育ち、捨てるところがほとんどなく、栄養価も高く、素晴らしく人間に有用な動物です。よって今や世界中で最も消費量の増加が多い肉となっています。
また、小さな動物であるため、育て上げた後、沢山の人の手を借りなければ最終商品の肉には成りません。よって地域の雇用に大きく貢献できます。
岩手県北の二戸で産まれた私は、中学校までここで育ち、高校は県庁所在地の盛岡市へ、大学は東京へ、そして社会人となって海外にも何度も行くように成りました。
このように階段を登るように広い世界を目にして、当たり前と思っていた地元の地域性が、真面目すぎるほど真面目だということが分かるように成りました。
しかし、良いことのように思えるけど、残念ながら視野が狭く一生を終える人も多いのではないか。そうだとしたら、素晴らしい逸材が埋まったまま終わるのは、もったいない。
その思いと、社長を引き受けたという縁を結びつけて、「潜在能力」というキーワードが浮かんできました。地元のポテンシャルを発揮させる環境を整えるのが私の天命かもしれないと思うようになりました。
そもそも当社は創業して、早いうちから大消費地のお客様に販売してきました。今でも著名な大手量販店様に御指名で納入させて頂いております。
そして、その分、厳しい要望にさらされて鍛えられております。しかし、だからこそ地元の人々の潜在能力を引き出すのであって、地域としてはその突破口になる仕事を預かっているのかもしれません。
一つ一つが地道な仕事の積み重ねで成り立っている当社ですが、当社の元気は地域の元気というつもりで日々魂の入った商品をお届けしていきたいと思っております。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願いします。
株式会社十文字チキンカンパニー
代表取締役社長 十文字保雄